ラムザイアーファミリー
1961年、ドリスとアルフレード・ラムザイアーは、チューリッヒ湖畔のホルゲンベルグに初代ステーブルを設立。
続く数年をかけて、広大な調教場を作り上げる。
アルフレード・ラムザイアーは馬の売買を担当。高品質のドレッサージュ馬の目利きとして国際的な人脈を築き、顧客を開拓する。
ドリス・ラムザイアーは、ドレッサージュ馬を古典的調教法にのっとり調教。国内外の競技大会にて調教の成果を発揮し、オリンピックでは銀メダル、世界選手権では銀メダルと銅メダル、ヨーロッパ選手権では2つの銀メダル、スイス選手権では計15のメダルを獲得。
息子のダニエルもラムザイアー家の伝統を受け継ぎ、より大きな成果をあげる。1984年、優秀な若手選手として出場したヨーロッパ選手権での優勝を皮切りに、オリンピックでは銀メダル、世界選手権では2度の銅メダル、ヨーロッパ選手権では2度の銀メダル、スイス選手権では計11のメダルを獲得。乗り手としてのみならず、どんな馬にも潜在能力を見つけて引き出す彼は、最高の馬の目利きでもある。現在ではドレッサージュ馬のトレーダーとして世界を相手にし、最高の馬の専門家かつ最も信頼の置けるトレーディングパートナーとして国際的な評価を受けている。
彼のステーブル出身の馬たちは、オリンピック、世界選手権、ヨーロッパ選手権、国内選手権において活躍。輝かしい成果をあげている。
ラムザイアー・ステーブルの3代目ソーニャ・ラムザイアーもまた、馬場馬術に大きな関心を示し、ジュニア選手権に出場。2011年のスイス選手権で優勝している。
国際大会の戦績
ドリスとダニエル・ラムザイアーの国際大会での戦績
オリンピック
1976 |
モントリオール 団体 銀メダル (ドリス・ラムザイアー) |
1984 |
ロサンゼルス 補欠 (ダニエル・ラムザイアー) |
1988 |
ソウル 団体 銀メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1992 |
1992 バルセロナ 団体 5位 (ドリス・ラムザイアー) |
2000 |
シドニー 個人 12位 (ダニエル・ラムザイアー) |
2004 |
2004 アテネ 団体出場 (ダニエル・ラムザイアー) |
世界選手権
1982 |
ローザンヌ 銀メダル (ドリス・ラムザイアー) |
1986 |
トロント 銅メダル (ドリス・ラムザイアー) |
1986 |
トロント 銅メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1992 |
ストックホルム 銀メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1998 |
ローマ 団体出場 (ダニエル・ラムザイアー) |
2002 |
ヘレス 団体出場 (ダニエル・ラムザイアー) |
ヨーロッパ選手権
1975 |
1975 キエフ 銅メダル (ドリス・ラムザイアー) |
1984 |
ストロムスホルム ジュニア 金メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1985 |
コペンハーゲン 団体 4位 (ドリス・ラムザイアー) |
1985 |
コペンハーゲン 団体 4位 (ダニエル・ラムザイアー) |
1987 |
グッドウッド 銀メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1989 |
モンドルフ 銅メダル (ダニエル・ラムザイアー) |
1991 |
ドナウエッシンゲン 団体 4位 (ドリス・ラムザイアー) |
1993 |
リピツァ 個人12位 (ドリス・ラムザイアー) |
ワールドカップ
1988 |
ファイナル 6位 (ダニエル・ラムザイアー) |
2002 |
ファイナル 6位 (ダニエル・ラムザイアー) |
スイス選手権
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金メダル 3個、銀メダル 5個、銅メダル 7個 (ドリス・ラムザイアー) |
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メダル 計11個 (ダニエル・ラムザイアー) |